びわこフードとは
3つの事業について
株式会社びわこフードグループでは「食肉卸事業・飲食店事業・通販事業」を展開しております。
「近江牛」ブランドを守るため、世界のトップブランドへ発展させるべく道筋をつくることが弊社の役目だと考えています。
経営理念
創業から現在までの歴史について
代表・佐野和夫の父親が食肉卸「佐野商店」を創業したのは、1945年のことでした。
祖父の時代から食肉卸に携わっていたとの話も聞いていますが、明確な開始年月は不明です。ただ、代々食肉業界との関わりが深い家系と伝え聞いています。在学中から父親の仕事を手伝い、卒業後には、本格的に携わることに。1984年7月、経営を引き継ぎ「さのや総本店」へと称号を変更しました。
2008年2月、株式会社びわこフードを設立。右肩上がりの売り上げが続く一方、卸業者の立場では、小売店などへの提供にとどまります。直接消費者の元に届けたい、消費者の声が聞けるところに自慢の近江牛を納めたいとの思いは、年々高まり続けました。個人商店としての限界を感じると同時に、周囲からの勧めもあり、この年法人化へと大きく舵を切っています。
2007年、現在の場所に滋賀食肉センターが誕生しました。2009年には施設が正式に認可を受け、びわこフードとして初めてマカオに近江牛を輸出しました。海外輸出を視野に入れるようになった、大きなきっかけです。その後、日本食・和牛ブームもあり取引地域はさらに拡大。香港、マカオ、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、EU、アメリカ、ミャンマー、台湾、オーストラリアなど、世界各地への輸出拡大を続けています。
近江牛を世界のトップブランドへ
2007年には滋賀食肉センターより、マカオとタイへの輸出が認定され、その後の日本食・和牛ブームもありシンガポール、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、台湾と広がりを見せる一方、施設としての限界は否定できません。
センターだけに頼るのではなく、びわこフード独自の動きを模索。その結果、2014年ごろより、世界各国に輸出が可能な認可施設に足を運び、と畜した上で近江牛を世界に発信する取り組みを開始しました。安定した出荷体制と世界各地に築いた流通ルートは、びわこフードの大きな強みです。
現在、近江牛の輸出は売り上げの約2割ですが、今後売り上げの半分が海外になる見込みです。経済発展し富裕層が増えた国は、必ず日本の和牛を求めます。近江牛に限った話ではありませんが、和牛の絶対数が増える国には、市場性があります。
今も、世界各地に近江牛を運ぶ中で、現地の方に美味しさや幸せを感じていただきたいとの強い思いを実感しています。現地の物価からしますと、決して安いものではありません。しかし、価格以上の価値観の提供は可能です。現在は、食肉加工技術指導にも力を入れ、より美味しく食べていただける方法を伝えています。